ノースショアー（1992年生、母ノースオブダンジグ）

ノースショアー（1992年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時6歳）と交配したノースオブダンジグが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。1994年の新潟3歳ステークス(G3)で2着に入った他、1995年のフローラステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

8月13日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルザッツに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトウショウフェノマにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月24日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

3歳（1995年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

12月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

4歳（1996年）

6月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、垂水ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。