ナムラトライ（2018年生、母オーファメイ）

ナムラトライ（2018年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ラグビーにおける得点方法の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したオーファメイが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカタオカステーブル。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカステーブルから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、カタオカステーブルから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、奈村睦弘によって660万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月5日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2021年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた8戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート820m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月30日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキョウワベルナルドに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアメトリンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2022年3月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。