ラベンダーベール（1993年生、母カイムラサキ）

Lavender Veil

1993.04.17

ラベンダーベール（1993年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時19歳）と交配したカイムラサキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月4日、デビュー戦はA.ムンロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイルドバッハを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

3歳（1996年）

2月19日、中7週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったオーシャンカレントに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。