カフェムーン（1998年生、母トゥザアルター）

カフェムーン（1998年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時10歳）と交配したトゥザアルターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の尾張特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、パーク24によって3,255万円で落札された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2001年）

5月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月18日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったラツィオをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

9月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり17着に敗れた。

4歳（2002年）

4月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、八甲田山特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のジョープロテクターをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイリーダに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2003年）

2月9日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月6日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた14戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月20日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月30日、中0週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したアインクライマーにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた20戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

12月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6歳（2004年）

7月31日、約7か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカルラブリーアイに3/4馬身届かず2着となった。

8月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したイルデパンにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の火打山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスズサンシャインをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したゴールデンアリーにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下の尾張特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーライオーを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた27戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダークフィールドに3馬身の差をつけて優勝

1月29日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月30日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六社特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。