ラプソディーア（2014年生、母ハルーワソング）

ラプソディーア（2014年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「狂詩曲（伊）。自由で幻想的な楽曲。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したハルーワソングが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の小豆島特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は414kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアタックバイオを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

1月17日、中4週で迎えた2戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスズカメジャー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月28日、中7週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイメイフジに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月17日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のワントゥワンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月12日、中7週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月26日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2018年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

8月19日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5歳（2019年）

3月30日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6歳（2020年）

1月26日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、ガゼボに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に敗れた。