シゲルブイン（2018年生、母テンダーエモーション）

シゲルブイン（2018年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+役職『部員』」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したテンダーエモーションが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2022年の川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル(一般C2四五六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって540万円で落札された。

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月20日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3歳（2021年）

1月5日、中9週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた13戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の啄木鳥特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月12日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦の梟特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鴛鴦特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ワンダーウォールに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、大黒天賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアレグリアシチーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月22日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、アルテミス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた21戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、あいり様10周年特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、あゆみ誕生日記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルマスティングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、リヴィエラに交わされて2馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、今年もHBイブ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた25戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったカナデルサンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中4週で迎えた27戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンマリンバにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月30日、中3週で迎えた28戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-6（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた30戦目は、調教師免許取得特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた31戦目は、チェンサバ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた33戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月5日、中1週で迎えた34戦目は、立春特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた36戦目は、渡辺彩夢特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（12戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた37戦目は、浅春特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（13戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で郷間勇太騎手（14戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で郷間勇太騎手（15戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。