ガストリック（2020年生、母エーシンエポナ）

Gastrique

2020.02.12

ガストリック（2020年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランス料理の隠し味」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したエーシンエポナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2022年の東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、前田幸治によって1,760万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のダニーデンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダノンザタイガーをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

4歳（2024年）

7月27日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月14日、中6週で迎えた5戦目は、ハンデ戦でオープンのケフェウスステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

2024年10月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。