マルサンリターン（2005年生、母オークアップル）

マルサンリターン（2005年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋復帰」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時10歳）と交配したオークアップルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、中央障害7戦1勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月16日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月12日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレディーファーストに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたシゲルタック決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月25日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（2010年）

2月7日、中5週で迎えた21戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシースピアーをハナ差制して久々に勝利を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラボスからクビ差の2着に惜敗した。

4月25日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月22日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。