トウカイビバーチェ（1993年生、母シルクエンゼル）

トウカイビバーチェ（1993年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメリーナイス（当時9歳）と交配したシルクエンゼルが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3歳（1996年）

3月10日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったタニノレセプションにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリエイターキングに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラガーリアルオーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したロングライアンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のファニータアモールに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月6日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1997年）

3月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。