ヤマニンメルティ（1996年生、母ワンオブアクライン）

ヤマニンメルティ（1996年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時9歳）と交配したワンオブアクラインが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

4月25日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエビスクロスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定4歳500万下のやまもも賞（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月10日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月24日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったタマモストロングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、中5週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のスリートウショウに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月29日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1700m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月24日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で武幸四郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で武幸四郎騎手（12戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で武幸四郎騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で武幸四郎騎手（14戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウキフォーティを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で武幸四郎騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で武幸四郎騎手（16戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で武幸四郎騎手（17戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で武幸四郎騎手（18戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。