ヴィクトリーマハロ（2013年生、母フジヤマサクラ）

ヴィクトリーマハロ（2013年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（ハワイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時10歳）と交配したフジヤマサクラが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって432万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、古賀慎一によって410.4万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月20日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月3日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（2016年）

1月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネルシュロスにクビ差交わされて2着となった。

1月31日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の小谷里歩卒業記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサプールコンゴに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したトサノナデシコを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

2月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、サプールコンゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の浜田せいご就職特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、サプールコンゴに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の福山魂は消さない特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のアコウ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のイツモシアワセをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、リンカスイートにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月28日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムービーアローンに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月5日、連闘で迎えた17戦目は、タチバナ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた19戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったナスノフラッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、月見草特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、ダリア特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C2-9（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、ミカドポーネグリフに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月9日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったホクセツサンデーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（11戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月15日、中7週で迎えた26戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。