ヒシスイフト（1990年生、母アルパインスウイフト）

ヒシスイフト（1990年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時17歳）と交配したアルパインスウイフトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーガーターセルを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

4月4日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンシードレスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（1994年）

1月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。