アオテン（2013年生、母ウインキナウ）

アオテン（2013年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青天(相場用語)。青空天井のようにどこまでも上にいってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時11歳）と交配したウインキナウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月16日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3歳（2016年）

1月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミュゼリバイアサンにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、サトノティターンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサノココにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2017年）

5月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走からさらに34kg増やして迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイフトアタックに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモレニに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルゼンキットに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月22日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5歳（2018年）

6月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月13日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた18戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたジュニエーブル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた19戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたダイワドノヴァン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

6月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

11月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7歳（2020年）

1月26日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月29日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた27戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアッシュドールを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの白河特別（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの苫小牧特別（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8歳（2021年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から34kg戻して迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。