イブキタカラジシ（1992年生、母フアシネイター）

イブキタカラジシ（1992年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時9歳）と交配したフアシネイターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦3勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の’97アジアジョッキーズ2(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

8月5日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイファーイトを異次元の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

9月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

4歳（1996年）

5月26日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、P.ラオ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’96アジアジョッキーズ2（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月11日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーワスピーディーをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

5歳（1997年）

5月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ2（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムービースクリーンを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

6歳（1998年）

5月23日、約12か月の休み明けで迎えた16戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般A4（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1999年）

10月31日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた18戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。