バルザック（2010年生、母マンデルーシュ）

バルザック（2010年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの小説家」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時12歳）と交配したマンデルーシュが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝、地方18戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、諸江幸祐によって1,365万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月29日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアグネスコスモスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月16日、中7週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月24日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた16戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月24日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ラッキーヴィル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1七八（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1八九十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2015年）

1月20日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた25戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、2着となった。

6月23日、中2週で迎えた31戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた36戦目は、代々木賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドマリキヤを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。