ショウナンアドニス（1992年生、母ユーワセグラ）

ショウナンアドニス（1992年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時6歳）と交配したユーワセグラが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月25日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のサンエイライデンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月17日、中2週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月16日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（1996年）

2月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 小雪/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（6戦0勝）。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた15戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月23日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月17日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

5歳（1997年）

4月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、渡邉修一騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般B（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮﨑謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた25戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤモンドオーから半馬身差の2着に敗北した。