ロベルタ（2008年生、母グレースアドマイヤ）

ロベルタ（2008年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時23歳）と交配したグレースアドマイヤが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の高山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

12月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3歳（2011年）

9月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゴールデングローブに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたサフランディライト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2012年）

3月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールターゲットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って休み明けの一戦を制した。

4月29日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のコアレスドラードに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月25日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアロマティコに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず最後はビッグスマイルと並んで9着同着となった。