フェアリーレイ（2007年生、母アドマイヤフレンド）

フェアリーレイ（2007年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「光の妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したアドマイヤフレンドが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、植中昌子によって1,470万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったトーセンアドミラルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

7月31日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったバトルキクヒメにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスイートテンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月9日、中7週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず16着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2011年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したリッツィースターに半馬身届かず2着となった。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

5歳（2012年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーブフウジンに8馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月29日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月8日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

12月24日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

6歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた25戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月14日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月17日、中7週で迎えた28戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた29戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7歳（2014年）

3月25日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のプリムラ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた31戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。