タイセイモナリサ（1988年生、母サンターヌ）

タイセイモナリサ（1988年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時11歳）と交配したサンターヌが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は冨岡孝治。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の道頓堀ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

4月20日、デビュー戦は山本康二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したオンワードソシアルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のユウキラッセルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康二騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたロングタイトル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

9月15日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本康二騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したキタサンピースにクビ差届かず2着となった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキタサンランナーに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

11月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイブランドを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って3勝目を奪取した。

4歳（1992年）

1月25日、中5週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月22日、中3週で迎えた14戦目は、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトウカイマーベラスをクビ差振り切って制した。

6月7日、中8週で迎えた16戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた17戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月18日、中4週で迎えた19戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

12月5日、中6週で迎えた20戦目は、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、’92ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康二騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（1994年）

4月2日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた22戦目は、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（9戦1勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、和泉ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。