シルバーガール（1984年生、母サンスクリット）

シルバーガール（1984年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビンゴガルー（当時8歳）と交配したサンスクリットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月9日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3歳（1987年）

3月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシルビアバンブーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた10戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は加用正騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったミカグローリに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（1988年）

1月31日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた16戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（9戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、柴田政見騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた19戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のキョウワタイセイを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月23日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるブゼンスワンにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月3日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の高千穂特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（1989年）

7月30日、約7か月半の休養明けで迎えた26戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。