アルスヴィド（2003年生、母ツキノシンフォニー）

アルスヴィド（2003年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽を引く馬（北欧神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時14歳）と交配したツキノシンフォニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方23戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道見牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、道見牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤信之によって157.5万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月29日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2006年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したキラースマイルに半馬身届かず2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズサハートに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2007年）

4月28日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

8月4日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5歳（2008年）

1月12日、中4週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、グローリーソングに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた18戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた19戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、アドマイヤジャパン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた22戦目は、東京スポーツ特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、カシオペア特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた25戦目は、サンライズペガサス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、ふらのにんじん特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月21日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた27戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた28戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた29戦目は、伊吹賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた30戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6歳（2009年）

1月6日、連闘で迎えた32戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた33戦目は、系統豚シンボルマーク愛とん賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた34戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で島崎和也騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた35戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で島崎和也騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた36戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で島崎和也騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた37戦目は、東海農政局特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で島崎和也騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた38戦目は、TFB-PKCS記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で島崎和也騎手（11戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた39戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で島崎和也騎手（12戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。