ビッキーバニヤン（2001年生、母セイカ）

ビッキーバニヤン（2001年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ｖｉｃｔｏｒｉａの略称＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時16歳）と交配したセイカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3-8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八田ファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月1日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月2日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3-10（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるトップポイントを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-9（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月26日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョクチョウイサミを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシスタージェムを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、桐谷俊一先生退職記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月14日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定戦のアベリア賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の毎年恒例!単元ぶん投げ夏オフ記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオールウェザーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5-5（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビリーヴフォンテンに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（11戦3勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-2（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファインルナココを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（15戦3勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5歳（2006年）

1月4日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（16戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（17戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（19戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月5日、中0週で迎えた27戦目は、金沢競馬売店組合森本売店杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（20戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた28戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（21戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアニマートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のコーラル賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤田弘治騎手（22戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤田弘治騎手（23戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のビンカ賞（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で藤田弘治騎手（24戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で藤田弘治騎手（25戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で藤田弘治騎手（26戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のグラジオラス賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で藤田弘治騎手（27戦3勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。