ユウアイラ（2003年生、母デヴィルズフラート）

ユウアイラ（2003年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したデヴィルズフラートが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月7日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャームスターを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

11月18日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したタケショウヤマトにハナ差届かず2着となった。

4歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったハギノフェリックスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月22日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたライカート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャコーアデルに3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2008年）

5月18日、約9か月半の休養明けで迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月15日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。