チアズビューティ（1995年生、母スリーフェアリー）

チアズビューティ（1995年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時13歳）と交配したスリーフェアリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地24戦3勝、中央障害3戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の大倉山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月11日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（1998年）

4月26日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラインザクラに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

4歳（1999年）

1月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

2月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

2月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた9戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた10戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のガイアローマンに半馬身の差をつけて優勝

6月27日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイワクラスキを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

7月4日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエレガントモアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5歳（2000年）

2月12日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月19日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサマーステークス（小倉芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた21戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた24戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6歳（2001年）

1月13日、中7週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた27戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月31日、中8週で迎えた28戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。