ティラトーレ（2022年生、母エアシンフォニー）

ティラトーレ（2022年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「狙撃手(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時10歳）と交配したエアシンフォニーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年のフェアリーステークス(牝G3)で2着に入った他、2025年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ラッキーフィールドから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、STレーシングによって2,310万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

11月10日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターエンブレムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中4週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2025年）

1月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、エリカエクスプレスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラスペディアに半馬身届かず2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。