デルマスナカケババ（2010年生、母デルマステファニー）

デルマスナカケババ（2010年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋奈良県や兵庫県に伝わる妖怪」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスリリングサンデー（当時14歳）と交配したデルマステファニーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地16戦1勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2013年）

2月2日、中6週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた6戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリマチュチュを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月15日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

7月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた16戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、さふらん賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。