ウメノリュウジン（1993年生、母ノーリプレシヨン）

ウメノリュウジン（1993年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時10歳）と交配したノーリプレシヨンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月9日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったムーンライトトークを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月24日、連闘で迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープン（函館芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた5戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったミナミノクレバーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着に入った。

3歳（1996年）

2月24日、中9週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、チヨノオージャに交わされて3馬身半差の2着となった。

4月3日、中0週で迎えた11戦目は、3歳戦のマルチファイター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のボヘミアンリリーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月21日、中2週で迎えた12戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のステージバンダムを半馬身振り切って制した。

6月8日、中3週で迎えた14戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（1997年）

2月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は玉井智光騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

6月29日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に56kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。