スキャッターシード（2018年生、母スキャットレディビーダンシング）

スキャッターシード（2018年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「種を蒔く。母名の韻より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のUncle Mo（当時10歳）と交配したスキャットレディビーダンシングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月7日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2021年）

7月24日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアポログランツにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレオスパンキーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2022年）

1月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったジャングルキングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったパラノイドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したマリーアミノルにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2023年）

5月7日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベルカノアに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

8月13日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたメイショウミツヤス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフィーカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2023年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。