カシノピアレス（2017年生、母カシノエスケイプ）

カシノピアレス（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時10歳）と交配したカシノエスケイプが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。2020年のたんぽぽ賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月27日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、中4週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月4日、中4週で迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

2020年4月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月4日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のシャイニングスター特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のスターダスト特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の虹の松原特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の南天賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のシューティングスター特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のブルースター特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた15戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のホットスター特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2020年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。