エイシンハリケーン（1983年生、母ナナヨー）

エイシンハリケーン（1983年6月19日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロアサマ（当時17歳）と交配したナナヨーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地48戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の鷹取特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月22日、デビュー戦は4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のロングヒラを半馬身振り切って勝利を物にした。

3月22日、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月5日、4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月13日、4歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月20日、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月5日、4歳以上400万下の北野特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月8日、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月22日、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月29日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月14日、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（1987年）

2月14日、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたマルゼンカツラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月1日、ハンデ戦で5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月2日、5歳以上400万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月17日、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のミルフォードウオタに3馬身の差をつけて勝利を挙げた。

5月31日、ハンデ戦で5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は湯窪幸雄騎手。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月13日、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウメノケイをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

7月4日、5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月26日、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月18日、4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月1日、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月14日、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月5日、4歳以上900万下の’87ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上はY.サンマルタン騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5歳（1988年）

1月10日、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月17日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

2月6日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

2月20日、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月6日、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月19日、ハンデ戦で5歳以上900万下の関ケ原特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したフミノアスパイアーに3/4馬身届かず2着となった。

4月10日、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡潤一郎騎手。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、4歳以上1400万下のやまなみステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は湯窪幸雄騎手。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯窪幸雄騎手。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月21日、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で湯窪幸雄騎手。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9月4日、ハンデ戦で4歳以上900万下のフクニチ新聞杯（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で湯窪幸雄騎手。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山勝秀騎手。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月12日、4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月19日、4歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

12月3日、4歳以上900万下の’88ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はP.エデリー騎手。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月18日、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

12月25日、4歳以上900万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

6歳（1989年）

1月15日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月28日、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山勝秀騎手。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月4日、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月17日、5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7歳（1990年）

2月25日、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月8日、5歳以上900万下の’90ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。