タカネナデシコ（2010年生、母トーホウユカコ）

タカネナデシコ（2010年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「高山植物の一種」。毛色は芦毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時8歳）と交配したトーホウユカコが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）ラークヒルズ。戦績は、中央平地4戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の平庭闘牛大会つつじ場所レース(C1三)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3歳（2013年）

4月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた5戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の平庭闘牛大会つつじ場所レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のピンキーハートに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。