ブレシッドアゲン（1985年生、母プリンセスアゲン）

ブレシッドアゲン（1985年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソーブレスド（当時20歳）と交配したプリンセスアゲンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田久之助。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月12日、デビュー戦は宮田仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい6着に終わった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ホワイトシーガルに交わされて9馬身差の2着となった。

3歳（1988年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スピードレーサーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のショウエイルートを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田村正光騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた8戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は横田雅博騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。