コウヨウレジェンド（2008年生、母アサヒマーキュリー）

コウヨウレジェンド（2008年2月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋伝説」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時15歳）と交配したアサヒマーキュリーが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一敏。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の白井特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンエッジに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 小雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（2012年）

2月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエバーグリーン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤコマンハッタンに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

9月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月8日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた19戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシベリアンスパーブをクビ差振り切って久々の一戦を制した。

10月5日、中2週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。