アシヤユウユウ（2007年生、母レモンハート）

アシヤユウユウ（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋遊々」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時19歳）と交配したレモンハートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田哲夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田哲夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、沖田哲夫から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、芦屋によって367.5万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月23日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

3歳（2010年）

3月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモマーシャルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカミノマーチを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月3日、連闘で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、シルキーフェザントに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。