グレートロバリー（1998年生、母ボンヌシャンス）

グレートロバリー（1998年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したボンヌシャンスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月5日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったボールドシルバーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエレガンスフリーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

11月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、門別川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2002年）

1月19日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月2日、中3週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた18戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月21日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月28日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオーミフロレゾンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月20日、中0週で迎えた26戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月21日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた31戦目は、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月22日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。