ミッキーアデュー（2005年生、母ミスエメラルド）

ミッキーアデュー（2005年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋さようなら（仏）。常に元気で走って欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時11歳）と交配したミスエメラルドが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の金木犀特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって735万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（2008年）

3月2日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月11日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のトマト特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、台東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、上冬特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた16戦目は、長狭特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、月魚特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2009年）

1月6日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したマトリックストートにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月11日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で真島大輔騎手（14戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーススピリッツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた27戦目は、金木犀特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で真島大輔騎手（15戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンオールインに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月12日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で真島大輔騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2010年）

2月18日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、二和特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で真島大輔騎手（17戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で真島大輔騎手（18戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

3月22日、中1週で迎えた31戦目は、春光特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で真島大輔騎手（19戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったルチェーレに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。