キタシバプリンス（1983年生、母キタシバツバメ）

キタシバプリンス（1983年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時12歳）と交配したキタシバツバメが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は468kg。鞍上は松永昌博騎手。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月19日、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグキャリーをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月12日、4歳400万下のわらび賞（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5月11日、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

4歳（1987年）

2月7日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は作田誠二騎手。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったトーワダンサーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月14日、5歳以上400万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。