ヤクモプリンス（1996年生、母ヤクモアサカゼ）

ヤクモプリンス（1996年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時8歳）と交配したヤクモアサカゼが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道二海郡八雲町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の菜の花特別(一般C4)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

9月4日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

10月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4歳（2000年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフェイシャンに約19馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングライオンに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、菜の花特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングタルダに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐川久芳騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったインタークリエイトからクビ差の2着に甘んじた。