プレシャスデライト（1998年生、母エルフィッシュ）

プレシャスデライト（1998年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時23歳）と交配したエルフィッシュが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトムパレードを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

9月1日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5歳（2003年）

1月18日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月14日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。