ペンナヴェローチェ（2021年生、母エンパイアブレイク）

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野剛嗣によって4,620万円で落札された。

2歳（2023年）

7月23日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったマテンロウゴールドにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアクアヴァーナルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ノーブルスカイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のグランアルティスタをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月14日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのあずさ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの稲城特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月17日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたセレクティオ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したボックスオフィスにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンバードールに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2025年）

1月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの天白川特別（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッキークレストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワンダースティングを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの観月橋ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、最後はエレクトリックブギと並んで4着同着となった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したポッドロゴにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた21戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったロードラビリンスにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。