コト（2021年生、母ニコール）
Koto
2021.02.06
コト（2021年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「弦楽器の名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したニコールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社 吉田ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。
経歴
デビュー前
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2024年）
3月9日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。
4月13日、中4週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。
5月11日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャリティを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。
8月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。
9月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンライズプルートに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。
10月26日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
11月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。
4歳（2025年）
6月15日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの武庫川特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（5戦2勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
8月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。
8月30日、中2週で迎えた10戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケーブパールをクビ差振り切って3勝目を奪取した。
10月4日、中4週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。
11月15日、中5週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。