ゼンノヒストリエ（2011年生、母ウインアズライト）

ゼンノヒストリエ（2011年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歴史書（ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したウインアズライトが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は502kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメニアオバに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイキを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

11月30日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のジェネシスロックをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

4月19日、中3週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月19日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

9月27日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5歳（2016年）

10月15日、約12か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月4日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。