キャントセイワーズ（2009年生、母リファールニース）

キャントセイワーズ（2009年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「言葉にできない」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアフリート（当時25歳）と交配したリファールニースが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳。

経歴

デビュー前

5歳のとき、千代田牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、桑原牧場によって43.2万円で落札された。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

8月23日、デビュー戦は川島正太郎騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は522kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のライコーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月10日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るクリスマスローズを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の花シリーズ1さくら特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。