ウイニングシチー（1996年生、母ホクトジュノー）

ウイニングシチー（1996年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時21歳）と交配したホクトジュノーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡虻田町、生産者は大和芳太郎。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月9日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったキミブランドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のサンライズマーチに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、板倉真由子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

4歳（2000年）

1月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のデリキットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月27日、中3週で迎えた12戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

6月25日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月30日、中4週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、苗場特別（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた19戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5歳（2001年）

5月26日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は板倉真由子騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6歳（2002年）

1月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり最後はウインクナナーと並んで11着同着となった。

2月9日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた29戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。