アイムインローズ（1999年生、母サインボード）

アイムインローズ（1999年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時8歳）と交配したサインボードが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の一般B3-3。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月2日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳A（金沢ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイカジュリエルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムテイヒカルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月14日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコーワブリザードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるハクサンコトブキを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビコールシファーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月27日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた23戦目は、鯉のぼり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエターナルアローをクビ差振り切って4勝目を収める

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊木良介騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊木良介騎手（10戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で熊木良介騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた27戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で熊木良介騎手（12戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスピードバーベナ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で熊木良介騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊木良介騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊木良介騎手（15戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で熊木良介騎手（16戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた32戦目は、湯涌温泉特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で熊木良介騎手（17戦3勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（18戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（19戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（20戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた39戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（21戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（22戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイカシリアスを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。