アイディンサマー（1997年生、母アイデンノーブル）

アイディンサマー（1997年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時5歳）と交配したアイデンノーブルが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害9戦3勝2着1回、地方1戦1勝。2001年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2001年の阪神ジャンプステークス(JG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月14日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2000年）

1月15日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の諭鶴羽山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のマスアミージャックをアタマ差制して初白星を挙げた。

4月1日、中5週で迎えた7戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた11戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンガイモンから1馬身半差の2着となった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2001年）

7月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホエンユースマイルに約11馬身の大差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月15日、中6週で迎えた19戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のギフテッドクラウンをクビ差制して重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のギフテッドクラウンに2馬身半の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルを手にした。

5歳（2002年）

4月13日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。