ウインドフレイバー（2020年生、母クリスチャンパール）

ウインドフレイバー（2020年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時13歳）と交配したクリスチャンパールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は習志野牧場。2023年の優駿スプリント(S2)で4着に入った他、2023年の優駿スプリント(地方重賞)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、尾田信夫によって2,750万円で落札された。

繁田健一厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2022年）

5月31日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は469kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中9週で迎えた2戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイブーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

9月13日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒーローコールに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月23日、中9週で迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の浦和ジュニアチャンピオン（浦和ダート1500m 晴/不良）に57kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサムタイムアゴーをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

3歳（2023年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた7戦目は、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

6月7日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月16日、中6週で迎えた10戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

10月8日、中7週で迎えた11戦目は、金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4歳（2024年）

3月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、春風賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。