ハコダテオウカ（2014年生、母ラヴリージョウ）

ハコダテオウカ（2014年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「函館＋王花」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したラヴリージョウが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地8戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の一般C19。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月14日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた7戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、PK野田晃の婚約記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったメリルフォンテンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた10戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリネンカイソクに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月11日、中1週で迎えた11戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、最後はキャッチヒストリーと並んで3着同着となった。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクイーンズポケットに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、如月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったリネンマックスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原幹生騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るチュウワカレントを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

6月30日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。