バトルミュートゥス（2011年生、母バトルサクヤビメ）

バトルミュートゥス（2011年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神話（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時13歳）と交配したバトルサクヤビメが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2014年）

4月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4歳（2015年）

3月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったヴイブラッドにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイソールガイに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のサクラフィアーブルに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスカーヤスカイに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2016年）

1月31日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず18着に終わった。