クリノクルミチャン（2016年生、母シャルマンダー）

クリノクルミチャン（2016年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名愛称」。毛色は芦毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したシャルマンダーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の一般C18。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって432万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2019年）

1月5日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部寿希騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた10戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2020年）

1月25日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

2020年1月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月4日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプリングハズカムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、シデコブシ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったニホンピロハービンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、のぼり鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた17戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ツユクサ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月17日、中1週で迎えた18戦目は、「DOユース25」賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、シャクヤク特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月14日、中1週で迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、北海道みんなの日特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた21戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた22戦目は、エゾスカシユリ特別（門別ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた23戦目は、ノイバラ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、カサブランカ特別（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、クレオメ特別（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた26戦目は、ホントのイケメン牧全特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小野楓馬騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた27戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、北のフルーツ王国よいち特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、風かおる優駿桜国新ひだか町特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた29戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5歳（2021年）

1月15日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた32戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2021年2月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。